そらのハンコ工房では、原石を仕入れて一から印鑑を作っています。
しかし、購入していただいた方に「 原石 」を見てもらう機会はほとんどありません!
どんな色・形をしているのか気になりませんか?
。*今回は「 ブルーレース 」の ” 原石 ” を皆さまにご紹介します*。
ブルーレースについてはこちら
↑これがブルーレースの原石です!
本当に「石」!という感じがして言われないと天然石と気付きませんよね。
↑水をかけると天然石の模様が少しでてきます。
これを板状にカットしていくのですが、切ってみないと石の良し悪しがわからないので、カッティングは職人にとって緊張の瞬間です。
↑こんな風にカットしました!
でも、この石では1本も印鑑を作ることができません。
よく見ると、、、
↑黒いスジがありますが、これはブルーレース特有の穴のあいた層です。
本来なら、穴の部分を避けて印鑑を作りますが、ブルーレースの場合穴の層があると、その原石からは1本も印鑑を作ることができないのです。
そして、真ん中部分にヒビ割れもあって印鑑を作るだけの石を採ることができません。
綺麗な部分と使えない部分が出てくるので、石のどの部分からでも印鑑が作れるというわけではありません。
内部にひび割れや穴があったり、内包物が入りすぎていたり、、、
場合によっては、ひとつも採れないということもあり得ます。
天然石から綺麗な部分だけを採るということはなかなか難しいのです。
↑これが印鑑を作れる原石です★★★!!
小さな穴があいていますが、ここを避けて石をカットすれば綺麗なブルーレースの印鑑ができあがります!
この時点ではまだ石そのものですが、削って、磨いていくと光沢がでてきます。
種類によっては、艶だけではなく石独特のマットな質感をもつものもあります。
十人十色という言葉がありますが、石にも一つ一つ個性があってどれも魅力的でおもしろいです。
特に天然石は、石を切り取る部分によって色も模様も違うので、その模様の印鑑は世界に1本しかないオリジナルの印鑑となります。
「印鑑は自分の分身のようなもの」とよくいいますが、自分に合う1本が必ずあると思います。
そんなことを考えると、印鑑は自分に合った特別なものを持ちたい、、、
もうお持ちの方は、より大切に使っていきたいと思えますよね。