印鑑の選びかた《印鑑作成のポイント》

こちらのページでは、印鑑の選びかたについてご紹介させていただきます。
もしよろしければ、ご購入前にお読みくださいませ。

目次

1.印鑑の選びかた

新しく印鑑をつくる際、選んでいただくものが“6つ”あります。
たくさん決めることがありそうに感じますが、意外と簡単です!
自分の好きなものを選べばOKなので、組み合わせを楽しんでいただけたら嬉しいです。

①素材

印鑑に使用される素材は沢山あります。
天然素材・人工素材・ガラス・アクリル・チタンetc. . .
そらのハンコ工房では、「宝石印鑑」と「天然素材印鑑」の2種類を取り扱っています。
どちらも天然の素材を使用し、職人の手で印鑑をつくっています。

【宝石印鑑】天然石や再結晶石でつくられた印鑑
【天然素材印鑑】柘・水牛・象牙などの天然素材でつくられた印鑑

②サイズ

印鑑のサイズは、6種類あります。
特段の決まりはないのでお好きなサイズを選んでいただきたいのですが、お名前をフルネームで彫りたい方は、15mm以上のサイズをお選びくださいませ
フルネームは2列で彫刻するため、文字数が多いと彫刻する文字が細くなりすぎたり、印鑑の素材が欠けてしまうことがあります。
もしもサイズに迷ってしまった場合は、用途を決めるとサイズが決めやすいです。
印鑑の用途と使いやすいサイズをご紹介いたします。
(※印鑑登録をされる場合は、各自治体によってサイズや彫りかたが決まっている場所もあります。ご心配な方は、予めお調べいただいてから印鑑作成されることをおすすめいたします。)

【おすすめの印鑑サイズ】

用途1 実印

市区町村の役所で『印鑑登録をした印鑑』のことを実印と呼びます。公的に認められた印鑑で主に、保険や車の契約・不動産の契約・ローン契約・遺産相続など重要な契約をする時に使用されます。大きな契約をする際に使用するので、実印はとても重要な印鑑です。

特におすすめのサイズ
男性:18mm・16.5mm・15mm
女性:16.5mm・15mm

用途2 銀行印

『銀行・金融機関に登録した印鑑』のことを銀行印と呼びます。大事な資産をやりとりする際に必要となる印鑑です。

特におすすめのサイズ
男性:15mm・13.5mm
女性:13.5mm・12mm

用途3 認印

認印とは、書類の内容に『目を通しました』、内容を『認めました』という意思表示をする場合に押す印鑑です。普段の生活の中で、一番使用する印鑑ではないでしょうか。出生届や婚姻届に署名捺印するなど、使用する頻度が高い印鑑でもあります。浸透印不可などの書類にも使えるので幅広い書類に使用されます。

特におすすめのサイズ
男性:13.5mm・12mm
女性:12mm

③彫刻するお名前

印鑑にお彫りするお名前をお決めくださいませ。
「苗字のみ・名前のみ・フルネーム」で彫ることが可能です。

④彫刻の仕方

彫刻の仕方は、「たて彫り・よこ彫り・フルネーム」からお選びいただけます。
(※フルネームを希望される方は、15mm以上の印鑑サイズをお選びくださいませ。)
文字を彫る方向が違うと印象も変わるので、見本を参考にお好みの彫り方を決めていただければと思います。
近年、女性の場合は「名前のみ」でつくられる方が多くなってきました。
名前のみの場合、よこ彫りがバランスが良いのでおすすめです。

彫刻の仕方【見本】

〈実印のおすすめ彫りかた〉

男性:フルネーム/たて彫り(苗字のみ)
女性:フルネーム/たて彫り(苗字のみ)/よこ彫り(名前のみ)

〈銀行印のおすすめ彫りかた〉

男性:よこ彫り(苗字のみ)
女性:よこ彫り(苗字のみ)/よこ彫り(名前のみ)
※銀行印の場合は、お金がたてに流れていかないようにという意味を込めてよこに彫ることが多いです

〈認印のおすすめ彫りかた〉

男性:たて彫り(苗字のみ)
女性:たて彫り/よこ彫り(ともに、苗字のみ・名前のみどちらでも◎)

⑤書体

5種類からお選びいただけます。
中でも、人気のある書体が「印相体」です。
篆書体をベースに作られた書体で、とても風格のある文字です。
別名「吉相体」(きっそうたい)とも呼ばれ、吉へとつながる縁起の良い書体です。
他の字体と比べて、文字と枠が接する部分が多く、欠けにくいというメリットもあります。
また、字体が複雑で偽造されにくい点においても優れています。
印相体で彫刻される方が一般的に多く、9割以上は印相体で彫刻しています。
書体見本を参考にしてお好みの書体をお選びくださいませ。

彫刻の仕方【見本】

⑥印鑑ケース

印鑑ご注文の際、通常「モミケース」が付いております。
カラーバリエーションが豊富で、傷がつきづらい素材のケースです。
他にもこだわりの印鑑ケースを取り揃えており、オプション(追加料金)にて印鑑ケースの変更が可能です。
印鑑ご注文の際、モミケース以外の印鑑ケースをご希望の方は【オプション印鑑ケース】と記載された商品をカートにお入れくださいませ。
もし、印鑑ケースを単品で購入される場合は、【単品印鑑ケース】と記載された商品をカートにお入れくださいませ。

2.贈り物・印鑑の保管について

贈り物の場合、簡単ではありますがギフトラッピング対応をしております。
オーガンジーの袋は簡単に可愛くラッピング、桐箱や別珍ケースは和紙でお包みいたします。
桐箱・別珍ケースは、「ご自分用・ギフト用」どちらでもご使用していただけるものです。
どこに置いたか分からなくなる心配もありませんので、印鑑を大切に保管されたい方はぜひお使いくださいませ。きちんと収納ができて、印鑑を衝撃からも守ってくれます。

オーガンジー

シンプルに可愛くラッピング!「淡いアイボリー」「淡いピンク」の2色からお選びいただけます。

桐箱(小)

印鑑が1本入ります。箱型ですが、サイズもそこまで大き過ぎないので保管する際にとても便利。おひとり様ずつ印鑑を贈られる際にも、最適です。

別珍

別珍とは、ベロアのような生地でつくられた入れ物のことです。柔らかい生地で、印鑑を大切に保管できます。「印鑑1本用」「印鑑2本用」の2種類ご用意しております。桐箱と共に、贈り物の際よく利用されています。また、1か所にまとめて置けるので、印鑑が紛失する心配なく収納できます。ご希望の場合は、印鑑3本用や朱肉が一緒に入る別珍もあるので、ご相談くださいませ。

3.鑑別書

特別な宝石印鑑には、鑑別書をつけることもできます。
本当に天然石でつくられているのか、それを“証明”するものです。

大切な方への贈り物にお付けする方もいらっしゃいます。
印鑑と一緒にお渡しすると、とても喜んでいただけるものです。

宝石印鑑は大切に使っていただければ、一生ものの印鑑になります。
石の状態が良ければ、彫り直しをして、お子さまやお孫さま、その次の世代まで使用していただくことができます。
印鑑とともに、その“証”も受け継いでいけます。
より貴重で綺麗な印鑑の場合や、高価な贈り物の場合・きちんとした証明がほしい・証明を残しておきたいという方にはおすすめです。

4.まとめ

印鑑の選びかたについて最後まで読んでいただき、ありがとうございます。
これから印鑑作成される方のご参考になりましたら幸いです。
ハンコに携わって40年以上の職人もおりますので、印鑑について何か分からないことなどありましたらご相談くださいませ。
ご自分のお好みのサイズや書体など選んで、特別な一本をつくっていただけたらと思います。



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